何を重視するかで決まる働き方

近年主婦の働き方には、派遣という選択肢も浮上して来ているようです。
パートと比べた場合のメリットは、まず時給の高さが挙げられます。地方都市のサービス業などでも、時給1000円を超える仕事が珍しくなく、がっつりと稼ぎたい主婦にとっては、満足が行く条件の仕事を見つけやすい特徴があります。また残業なども基本的にはないので、契約の時間通りに仕事を切り上げることが出来るため、家庭と両立しやすいこともメリットだと言えることでしょう。
派遣の仕事は、短ければ3ヶ月単位での契約となるため、職場での人間関係に悩むリスクが減ることも重要なメリットだと言えます。仕事だけに集中したい人にとっては、事務的なやり取りだけで過ごせる期間で職場を移れることは、快適な環境だと言えることでしょう。
一方で、デメリットも存在します。一番言われているデメリットが、職場でのアウェー感です。雇用主はあくまで派遣会社となるので、職場での人間関係も他人行儀になりやすいことは覚悟する必要があります。しかし前述とは逆に、事務的な人間関係が苦手な人にとっては、ストレスを感じる職場環境になりやすいかもしれません。また、契約更新となるので、気に入った職場でも契約更新が打診されなかった場合は、契約期間終了とともに移動しなければいけなくなります。パートの場合は、特に大きなトラブルがなければ5年でも10年でも同じ職場で働けることを考えると、職場が変わることをストレスに感じる者にとっては、デメリット面がより大きくなるかもしれません。派遣という雇用形態のメリットとデメリットは表裏一体な面もあるため、自分に合っている部分がどれだけあるかを良く考えることが重要となります。